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kusabuka 2022.08.24

こんにちは草深です。
先日ジョリーの2回目の出荷が終了し、お店さまへデリバリーさせていただきました。
今回は、開発過程からのルアー特性を説明させていただきます。

本来ハードルアーでは釣ることが難しい状況とされる、晴天無風やハイプレッシャー状態。
そういった状況でも釣れる力を持ったルアーが欲しいと開発がスタートしました。

特にその中でも以前から我々が釣果を出し、ルアーの力を感じていたのが「シンキングスイッシャー」になります。
近年のキーワードである中層、しかも、ゆっくりと誘える。そして、漂いながらもプロップは高速回転し、フラッシングや擦れ音などの沢山の釣れる要素を含んだルアーです。

このタイプのルアーを使い込んでいく中で、物足りなさやモット使い易く釣れるルアーに出来ると思い開発スタートしたのが約4年前。。。
開発当初から、スローリトリーブでもボディが艶めかしいロールアクションをし、プロップの回転とのコンビネーションで誘うルアーを目指していました。

開発過程の中でダブルプロップからリアのみのシングルプロップになり、リップが付き、ブラッシュアップしながら、この仕様になりました。

ジョリーの特長は大きく分けて3つです。

まずは、可動域をタイトにした3連結ボディ。
ライブリーなアクションを生み出すためにタイトジョイントにし、激しい動きではなく、タイトな艶めかしいロールアクションを生み出す為の一番重要な部分です。

そして、ボディ形状は、下からバスが見上げた時にナチュラルさを出す細目のシェイプに仕上げ、アクション出しに必要な体積を確保するために背中側は太くしました。

サイドからルアーを見た時に肩と腹側に稜線を付けることで、泳がせた時に更なる複雑な明滅感を生み出します。

次にプロップ
スローリトリーブでも高速回転する極薄ステンレスプロップは、ジョリー用に専用設計し、ボディとリップのバランスにあわせた形状とピッチになっています。
波動を出しながらフラッシングして、実は金属擦れ音も重要です。
個人的にこの擦れ音は、甲殻類が脚を動かしてカサカサしている音に似ているのではないかと思っています。

そして最後はリップです。
0.6㎜サーキットボードリップは極薄ながらも強度があり、後付け接着でABSより重いのでボディ外側に重心を持ってこれることで、艶めかしいロールアクションを生み出すことに大きく貢献しています。

更に、今までのリップ無しシンキングスイッシャーで、一番ストレスを感じていた障害物の回避能力を兼ね備えることができました。

使い方は、まず水面直下をスローリトリーブで使ってみてください。
ロッドを立て気味に構えてあげるとレンジコントロールがし易いです。スローシンキングなので、着水から高いロッドポジションをキープすれば、ウェイクプロップベイトとしても使えます。

詳しくは、動画がありますのでご覧ください。

ベイトタックルがメインになりますが、スピニングロッドでも可能です。
LからMLパワーのロッドがおススメです。
自重は9.2gありますので、ベイトフィネスリールでも無くとも気持ちよくキャストが出来ますよ。
参考までに自分が使っているタックルです。
ロッド:BLX SG 641LFB
リール:ALPHAS SV TW 800HL
ライン:STEEZ FLUORO X’LINK 12lb.

使い方の応用編としてこのルアーはプラグですが、ワームフィッシングのようにアシ際やアシのポケットにピッチングで打ち込み、軽いトゥイッチで誘ってあげるとより移動距離を抑えられるので、バイトチャンスが増え良く釣れます。

是非、みなさまにもジョリーを使ってみていただきたいと思います。

ishii 2022.08.08

こんにちは、フィールドレポーターの石井一樹です。
お久ぶりの更新になってしまい、申し訳御座いません。
私事で大変恐縮ですが、今年からフィールドをガラリと変えて、福島県桧原湖で開催されておりますトーナメントに挑戦しております。

コラムの方は房総リザーバーがメインになりますが、宜しくお願い致します。
今回は、7月31に三島湖にて良い釣行が出来ましたのでレポートしていきたいと思います。

まずは全体の湖の状況をざっくり把握するのに、新作ルアーのジョリーをキャストしながら早流ししました。
ルアーが魚を呼ぶ力はものすごく、多数のチェイスはあるものの、バイトまで至らず。

それならばと、アフター以降良く釣れるブルーギルパターンへシフト。
3.5gペグ止めフリーリグにベローズギル2.8インチをセットして、水深5m位にある立木へアプローチ!フリーフォール中にバイトこの手のワームはひったくりの良いバイトが出ます^―^
ボトムアップでもギルワームを開発中とのことで、使うのが楽しみです!!

しかしバイトは遠く、8月になるというのに、バスのフライを多数発見。
なぜか見守っているバスは居ない、不思議な状況でした。
上流域にも魚は薄く、シャローフラットには小バスばかり・・・

ならばと、この時期定番な水通しの良い岩盤に、ブレーバー50を3.5インチ位になるようにカットした0.45gネイルシンカーを入れたネコリグをキャスト。

ボトムについたら、スローなシェイクを織り交ぜたズル引きで誘うと、岩盤からフラットになる辺りで1投目からヒット!
バイトは小さく、しっかり食い込ませてからアワセて無事キャッチ。

これが正解のパターンで、釣れる釣れる・・・ワームが無くなるまでやり続け・・・
サイズはそこまで大きくないものの、30㎝~40㎝位のバスが40匹位釣れました(笑)

ラストはサイズアップを狙うべく、インターセクション部にある崩落へ。
ベローズギル2.8インチをセットした3.5gペグ止めフリーリグを、枝に引っ掛けてのシェイク中にバイト!
ナイスサイズをキャッチし終了となりました。

状況としては、ダムの水を放水していた為、岬部、インターセクション、水の良い少し深場を選択して釣れば数は沢山釣れる。
しかし日陰では無く日向・・・アングラーが多いからか、日陰よりは日向で少しでも水中に影が出来そうな場所が特に反応良かったです。

ブレーバー50をサイズダウンチューンして使った理由は、大き目のワームに明らかに反応が悪い!!
シャローに居たバスが捕食している姿をヒントにルアーがボトムに立つネコリグを選択しました。
また、ルアーの操作性を重視してブレーバーマイクロでは無く、もう一段水押しも強いブレーバーを使用しました。

崩落にもアプローチする為、根掛かりを考慮してフックはN・S・Sフック♯2を使用。
フッキングミスを無くすため、フックポイント部を薄くしました。もちろんノーミスです
是非お試しください(笑)

横方向にスローにズル引きで誘いたかったため、テールはカットしています。
※カラーはダークシナモンブルーとグリパンを使用しましたが、釣れすぎて・・・在庫が無くなってしましました。参考写真はグリパンチャートになります。

真夏で暑いですが、フィールドの状況も熱いですよ!!
釣った魚のケアと、ご自身の体調管理に気を付けて、楽しい釣行へ出掛けましょう。

タックル紹介
・ブレーバー0.45gネコリグ
ロッド:デジーノ63L(オンリーワンカスタム)
ライン:PE0.6号+リーダー1.2号

・ベローズギル2.8 3.5gペグ止めフリーリグ
ロット:デジーノ67MHR(オンリーワンカスタム)
ライン:フロロ12lb.

・ジョリー
ロッド:オンリーワンオリジナル66MLコンポジット
ライン:フロロ10lb.

tosaki 2022.08.05

みなさんこんにちは(^-^)/
フィールドレポーターの戸崎優翔です!

日中はとても暑く、気温30度越えの日も少なくない日々…
水分をこまめに取って、体調に気をつけながら釣りを楽しみましょう(^_^)

さあ、この時期になるとバスだけでなく、多彩な生物が活発に動いているのを目にします。
エビだったりイナッコだったり、どれもバスのエサになり得る生き物たちです。
今回は、僕が今の時期に上記の生き物を演出するために多用するルアーを紹介します!

 
・ハリーシュリンプ3インチ(バックスライドセッティング)

通称《ノソノソエビ》。
一昨年の夏に光大郎さんが見出し、「スペシャルだ」と。
実際に他のエビ系ルアーと比べ反応も別格で、
1本は必ずリグっておきたい程の使用頻度となっています。

陸王オープンでも、リミットメイクに貢献してくれました。

使い方は簡単で、キャストしたらラインをしっかり弛ませてボトムまで落とし、ステイを混ぜながらずる引きするだけ。何かを乗り越えた後などにピンッ!と跳ねさせてバイトのきっかけを作ってあげるのも良いと思います。

狙う場所は、水門やそこから数メートルの護岸側、シートパイル、杭など。
バックスライドリグなので、何かを乗り越えた時もその場から離れにくく、護岸のエグレの中まで入れられる。

え、ここに居ないの?なんて時にこれを投げると、あっさり食っちゃったりします(^.^)
エビが付きそうな所をとにかく丁寧に探ってみてください!
ネイルシンカーのウエイトは0.45gをベースに、0.3g、0.9gを使い分けています。

 
・ハリーシュリンプ4インチ(フリーリグ)

最近特にハマっているリグ。
シンカーが着底してからのノーシンカー状態の時にバイトが出ることが多いです。
また誘導式のシンカーによって、バイト時に違和感を与えにくく、キャスト時はリーダーレスダウンショットリグと同等のキャスタビリティがあり、ノーシンカー状態を作れるヘビーダウンショットリグよりも比較的カバーに入り込んでくれる。
昨今のハイプレッシャー化している状況にかなりマッチしているなと感じます。

陸王オープンのプラクティスで釣れた48㎝!
少し沖を狙ってのフォールバイトでした。

長門川・将監川のローカル大会プラクティスでも、45㎝/1250gのグッドサイズ!

シンカーを伴ったフォールでは腕をハイピッチに震わせ、ノーシンカーフォールでは沈む虫のように足がピリピリ、腕は開閉する独特な動きが出るのでフリーリグとの相性は抜群かと!

そして長門川・将監川のローカル大会。
雨による増水&濁りにより、適度に流れが当たりエビが豊富なストレッチのシャローカバーに狙いを絞りました。
10艇/20名の参加者で、リミットの3匹を揃えてきたのは1艇のみの渋さの中、このリグだけで1人で12本を釣ることができ、優勝!

フリーリグとハリーシュリンプの、リグ&ルアーパワーを感じました。
シンカーが着底してから、しっかりステイを入れることが大切!
3本/2400gでした!

本来であればブルスホッグを使いたい濁りでしたが、
・少しでもエビに波動を近づけたかった
・一点で誘った際に音の存在感をプラスしたかった
ので、お腹にボーンラトラーSSを入れて使用しました。

 
・ヴァラップスイマー3.3インチ(ノーシンカー&ネイルリグ)

上記のエビ系に対して、ここからは魚系。
エビの他に代表的なエサといえばベイトフィッシュが挙げられますが、
実際に、ベイトフィッシュに執着している個体は少なからずいます。
最近の霞ヶ浦水系ではこのリグが好調で、陸王オープンのプラクティスや、当日のリミット3本もこのリグがメインでした。

メインにしていたエリアは、霞ヶ浦本湖東岸の水門付近。
カレントが効きやすく沖にブッシュがあり、裏には水路があるため、魚の供給は多いだろうなという考えでした。

初日はブロック3位で上々なスタートでしたが、2日目にアジャストできず12位まで順位を落としてしまいました。
まだまだレベルアップします!!

風や出したい飛距離、レンジによって、ネイルシンカーの有無とウエイトを決めます。
入れる場合のベースは0.9g。
今回は、ボトムに当てながら泳がせてくるとバイトが出ていました。

フックはライトニングストライクの♯2/0を使用しています。
スピニングタックルでこのクラスのサイズのフックを使うので、最低でもLクラス以上の硬さのロッドと刺さりの良いフックを選ぶのが良いと思っています!

3.3インチを使っている理由は、ベイトフィッシュのサイズがまだ4.2インチサイズまで成長していないから。
プラクティスの時に4.2インチも試しましたが、圧倒的に3.3インチが良かったので、サイズ感もかなりシビアなのかなと。

 
・フリッシュ3.5インチ(ジグヘッド&ウィールヘッドリグ&ダウンショットリグ)

同じ魚系でも、ヴァラップスイマーより移動距離を抑えて繊細に誘いたい場合はこっち。
背中が中空になっているタイプと異なり身が詰まっていることでキャスタビリティに優れているので、流入河川でのサイトフィッシングなどで多用しています。

0.9gのウィールヘッドと組み合わせることが多く、ペラとシャッドテールの抵抗で移動距離を抑えた誘いが可能です。
また、ナローなシャッドテールが生み出すテールの横振りは魚そのまま。
フォールでもハイピッチに振ってくれるので、フォールバイトも期待できます。

壁際に浮いているバスに対してスキッピングでアプローチし、ロールで追わせて、I字引きで食わせた1本!
ロールを嫌がる食い渋ったバスに、I字引きがかなり効く!!
ただ巻きでもしっかりテールがアクションするフリッシュならではの魚でした。
このI字引き…ピックアップバイトを経験してから試すようになったのですが、チェイスも多く新たな可能性を感じています(^^)

ウィールヘッドよりも比較的スピーディーに探りたい時やボトムでの誘いがメインの場合はノーマルのジグヘッド。という感じの使い分けです。

ジグヘッドリグだけでなく、ダウンショットとの相性も抜群!
10gのヘビーダウンショットリグでのリアクションで49㎝でした(^ ^)

ノンソルト素材なので、水中で自然な水平姿勢を保ってくれます。
オフセットフックを使う場合は、ライトニングストライクの♯1/0〜♯2/0がオススメです!

先日発売となったジョリーでも可愛いサイズを^ ^
間違いなく武器になると思うので、今後の活躍に期待です!!

灼熱な日々ですが、熱中症、コロナウイルスに負けないようこの夏を乗り切りましょう!
それではまた(^-^)/

suzuki 2022.08.02

こんにちは、鈴木翔です。

7/23(土)に、霞ヶ浦で開催された「陸王U-30」に参加してきました。
ルアマガプラスにてライブ配信していたので、すでにご存知の方はいるかと思いますが、結果は奮わず・・・。反省文がてら、プラクティス〜当日までの流れを記したいと思います。

今回、プラクティスには10日間入りました。
内4日間は、ひたすら湖岸線沿いを走って風当たりを見たり、藪を漕いで開拓したり道を作ったり…と、実質釣りできたのは6日間。

大減水状態が続いていた霞ヶ浦ですが、ちょうどプラクティス開始し始めた頃から梅雨空に逆戻り。やはり霞ヶ浦の増水傾向はプラスに働くようで、よく耳にする“デスミガウラ”とはかけ離れた手応え!?
実際、今の霞ヶ浦は近年にはない釣れっぷりだったようで、参加選手のほとんどがプラは良かったと口を揃えて言っていました。

本湖では、ハリースライド&ハリーシュリンプ3(共にバックスライドセッティング)が最も安定的に釣れ、スクーパーフロッグ(ラバー仕様)のダウンショットリグでも好反応。
北利根川では杭をハリーシュリンプ4&ブルスホッグ3のフリーリグ、葦際をギャップジグ5g+ブルスホッグダディ(ボディ5節カット)で撃ち。
天候が荒れれば、チビーブル&ジョリーで風が当たる岸の風裏をラン&ガンするのも良し。1日中ローライトで凪、もしくは微風だとジレンマポッパー&野良ネズミでやり切っても良し!

 
ちょうどリリースされたばかりのジョリーは、この水系にベストマッチなルアーだと実感!
・一本だけ倒れたアシなど、ちょっとしたカバーを躱すことができる。(障害物にタイトにトレースできるかできないかで釣果が変わる霞ヶ浦では、かなり重要)
・濁ったり、少し荒れた時でも、リップの水押しによってアピール力が損なわれない
唯一無二なタイプのルアーだと思います。

もちろん、発売前の西日本のフィールドでも良く釣れていました!

 
当日の天気予報は快晴。
唯一、7/18(月)がよく似たような天候だったのですが、その日は1本のみと苦戦していました。

それらを考慮して決めた、当日の動きは以下の通り。
①朝イチのトップウォーターゲーム
②8〜10時頃、東岸のシェードに入ってくる魚狙いのサイトフィッシング&カバー撃ち。
③昼間は、常に魚をストックしているであろう大規模シェード(土浦旧港の浮き漁礁&恋瀬川の橋脚)。
④北利根川で、ウエイトの底上げ。
午前中でキッカーを複数キャッチし、③でリミットメイク。④で600~1000gクラスを釣って入れ替えるといった作戦です。

そして、迎えた本番。

朝イチにジレンマポッパーで2発出すも乗らず…。
(前夜にフックサイズを上げて、リアには吸い込みアップに繋がるかとフェザーを巻き足していたのに何故!?)

サイト場では、スクーパーフロッグラバー&ティンセル仕様(0.6gネイルリグ)で45アップを食わせるも、綺麗に口からスポッ…。
このエリアでは複数匹見えバスが居たものの、底荒れしてしまい粘ることもできず。

前日に2バイト取っていた恋瀬川では、ヴァラップスイマー3.3(0.9gネイルリグ)でノンキー。

同じく前日に2本の40アップを釣らずに置いていた土浦旧港(浮き漁礁)では、お目当ての2匹の姿はなく…。ハリーシュリンプ3尻尾&アームカット(0.45gネイルリグ順刺し)の連続トゥイッチで280g/25.5cm。

この時点で明らかにリズムは悪く、優勝するには何か動きを変えるしかないのですが、焦りや経験不足でそれができず。

北利根川まで移動し、ブルスホッグ3(フラスカート付き)5gフリーリグの杭打ちで540g/34cmを追加して終了となりました。

プラクティス時から多くのバイトを得ていたフリーリグですが、ほとんどがファーストフォールでのバイト。それも、シンカー着底後にワームがフリーになる一瞬の“間”でした。
その間を少しでも長くとる為に、シンカーにはリグスベルを装着。
ワームも、ハリーシュリンプは尻尾付きのままボリューム感だけ抑えられるように寸詰めしたり(尻尾があることで、シンカー着底後にややスライドする)、ブルスホッグにフラスカートを付けたり(手持ちでフラスカートが無かったので川村さんお手製を。ありがとうございました!)。

ちょっとした事で差をつけようと、できることはしました。

しかし、全く同じ状況の日はない霞ヶ浦で、プランを決めつけて挑む試合運び自体がナンセンス。プラクティスでやるべき事、見るべき事の詰めの甘さも感じました。
あとは、霞ヶ浦だからこその移動時間と、それを考慮した立ち回り。
今回と同じような失敗はしないよう、肝に銘じたいと思います。

それでも広大なフィールドからバスを探し当てる霞ヶ浦は、バスフィッシングしている感があって面白い!

最後に、このような夢のある企画を設けてくださったルアーマガジン様、この場に推薦していただいたボトムアップ様、そして応援していただいた方々、ありがとうございましたm(._.)m

《使用タックル》
1.バーサタイル
ロッド:スティーズSC6111M/MHRBファイアウルフ
リール:スティーズSVTW 1016SV-HL
ライン:ガノア アブソルート12lb.

2.小型プラグ(ジョリーなど)
ロッド:ブラックレーベルプラス661M/MLFB
リール:アルファスCT SV 70SHL
ライン:ガノア アブソルート 12lb.

3.ベイトフィネス
ロッド:スティーズ661MFB-SV ウェアウルフ
リール:アルファスAIR TW 8.6L
ライン:スティーズフロロtype-フィネス 10lb.

4.PEを用いたフィネスバーサタイル
ロッド:リベリオン661ML/LFS
リール:ルビアスFC LT2000S-XH
ライン:オルトロスPE WX8 フィネスシャングリラ 0.6号
リーダー:シューター 8lb.

5.フロロを用いたフィネスバーサタイル
ロッド:ロデオライド61LFF
リール:ルビアスFC LT2500S
ライン:ガノア アブソルート 4lb.

chiba 2022.07.29

皆様こんにちは!フィールドレポーターの千葉陵平です。
今回は、最近参加させて頂きました『6月11・12日開催W.B.S.プロトーナメント第3戦』と、『7月18日開催H1グランプリ第3戦(新利根川)』について釣果報告を交えながらレポートしたいと思います。

W.B.S.は草深さんが活躍するトーナメント団体、今回ご紹介頂き参加する運びになりました。2人ペアを組み、バスボートで広大な霞ケ浦・北浦水系を舞台に開催される大会です。
草深さんめちゃくちゃカッコよかったです(^^♪

僕は出村プロとパートナーを組み、プラクティス含め3日間釣りをしてきました。
今回メインとなったのは、沖の消波ブロック・乱杭など、風や引き波からプロテクトされやすいエリアを中心に釣っていきました。

全てのエリアに共通していたのは、地質が硬いシャローエリア(斜め護岸・ゴロタなど)。そして、そのエリアにエビやザリなどがリンクしていると高確率でバスがいる印象を受けました。

メインルアーは、ハリースライド(バックスライドセッティング)。
バスの状況としてはアフターのバスが多く、横の動きへの反応はイマイチ。
そこで今回は、少しスローダウンした釣りを展開していきました。
霞ケ浦水系のバスはハリースライドへの反応がとても良く、プラクティスを通してバスをキャッチすることが出来ました。

中でも反応が良かったのは、シルエットが薄めのカラー。
その要因は、私なりに2つあると思いました。
・エビをイミテートしている
・入れ替わり訪れる人的プレッシャーからの、アピール弱め

これだけ広大なエリアであっても、強者が集う大会・・・
練習中からもエリアのバッティングは避けられないのが、本当に印象的でした。

貴重なバイトをモノにできない場面も多く、練習を通してフッキングミスが多かったです。
理由として、カバー越し+バックシートゆえ思うようにフッキングパワーが伝わりにくい。
ストラクチャーに対し、かなりディスタンスをとっていたことも一因として考えられます。

(左)ハヤブサ:ライトニングストライク
(右)リューギ:インフィニ

普段は、ライトニングストライク#4/0を使用します。
ワイドゲイプ過ぎないので見た目も違和感なくボトムの姿勢も好み。
ただ今回に限り、ワイドゲイプのインフィニ#3/0にフックチェンジしました。

ゲイプ幅が広くよりフックポイントが外側にくることでワームから針先が出やすいため、スタックしやすくなるデメリットも有りますが、キャッチ率優先のフックセッティングとしました。

【タックルデータ】
●ハリースライド(バックスライドセッティング)
ロッド:スティーズフランカー 701MHFB-SV
リール:スティーズSV TW 1016SV-HL
ライン:山豊テグス フロロ14lb.

結果は24位と残念な結果でしたが、2daysの戦い、本当にいい経験をさせて頂きました。
この厳しい状況の中でも釣ってくる選手がいる。
そんな選手の釣り方を最後に確認できるのも、大会ならではです。
また、試合中にパートナーと喜びを共有できたことも、すごく印象に残っています。

 
次に参加したのは、「H1グランプリ第3戦(新利根)」でした。
利根川『TBC』の大先輩でもあります「鈴木美津男さん」が主催する、ハードベイトオンリーの大会。

プラクティスには3日間入りました。
大減水の影響とメリハリのない流れ・・・
スポット参戦の為、手堅くまとめる必要もなかったので、サイズも狙える洲の野原・妙義水道エリアに狙いを絞ることに。中でも、「水深が有り水通しが良いエリア」に絞り込みました。

メインで使用したルアーは、ボトムアップから先日発売となりました「ジョリー」
今までシンキングスイッシャー系のルアーをあまり使用しなかった最大の理由は、「障害物を回避する事が出来ない、対カバー性能の悪さ」
大切な1投でそのエリアを潰してしまった経験が何度もありました。

ジョリーは、垂直気味のリップが障害物を上手くかわしてくれるため、格段にそのストレスが軽減されました。

アプローチ方法は、護岸際や水草の際をスローリトリーブで巻いてくるだけですが、釣り込んでいく中で、ある特定のアクションにバイトが集中することが判明しました。

それが、ジョイントが動くか動かないかの超スローリトリーブ。
そして、ボディーが「クネッ!!」とした瞬間にバイト多発!
なるべくゆっくり巻くために、ラインの自重だけでルアーを手前に引っ張ってくる。
まるで、フィネスなワームを扱うようなイメージです。

【タックルデータ】
●ジョリー
ロッド:ノリーズハードベイトスペシャル630LL
リール:スティーズSV TW 1016SV-HL
ライン:山豊テグス フロロブラスト14lb.
 
「超スローリトリーブからの、ジョイントアクションで食わせのタイミングを作る」
このアクションがあの日の新利根川に合っていて、1日で8本の上から3本約2500gの釣果を出すことが出来ていました(^^♪

また、ウェイクベイト風に表層を誘え、移動距離を抑えたシェイク巻きも可能。1つで何役もこなせるため、本当に活躍の場が多いルアーです!!
次世代のシンキングスイッシャー「ジョリー」を是非皆様もお試しください!!

しかし、大会当日は連日の雨による水位上昇でバスのポジションが変わったうえ、農薬の空中散布により水質が悪化。全く機能しないプランニングになってしまいました。

朝イチのポイントで2時間ほど費やした後、プラクティスのプランを全て捨て、インサイド側の流れの当たらないプロテクトエリアへとシフト。
しかし時すでに遅く、多くのアングラーで主要なポイントへは入ることが出来ませんでした。参加者100名を超える大会は、本当に釣りするエリアが絞られる( ;∀;)

アシ際は多く選手に撃たれた後でしたので、少し沖側にある沈船に「リズィーアピールプラス」を通し、何とか1本キャッチすることが出来ました。

他の選手がスイッシャー系やノイジー系のルアーを使用して葦際でバスをキャッチしているのを目撃しており、時間をおいて入り直す事も考えましたが、自分のタイミングでまたそのエリアに入れる保証もなかったため、誰も手を付けていなかった沖の釣りにシフトし、新たなバスを探っていきました。

リズィーアピールプラスの釣りは、プラクティスの時から何匹かキャッチすることが出来ていたバックアップでもありました。
このバックアッププランに早々に切り替えていれば、僕にも勝算はあったのかもしれません・・・悔いが残ります。

【タックルデータ】
●リズィーアピールプラス(セクシーシャッドⅡ)
ロッド:NORTH FORK PRO C66L
リール:スティーズSV TW 1016SV-HL
ライン:山豊テグス フロロブラスト12lb.

全体順位は約110名参加中の35位。
写真を撮るのも忘れ、無我夢中にバスを探し回った大会でした。

最後に、今回の2つの大会を通じて沢山の方とお話する機会を頂き、貴重な経験となりました。
この場をお借りしお礼申しあげます。

kawamura 2022.07.26

こんにちは、川村です。

ここ2か月ほどの釣行はバリエーションに富んでいて、オカッパリでは霞水系・野村ダム・三川ダム・金砂湖・府中湖・牛久沼水系。
ボートでは、三島湖・豊英湖・高滝湖。

梅雨が極端に短かったこともあり、多くのフィールドに共通していたのは減水していたこと。
サイトフィッシングがメインになることが多く、中でもスピナベサイトとスクーパーフロッグでよく釣れました。

スピナベサイトは、一時流行ったことで効果の衰えを感じていましたが、それも落ち着いたからか?今年は好反応!
ただし、サイトフィッシングの手駒の一つとしてマスターしている人はいるため、他にやる人がいなかった頃のようにチョロくはないのも事実です。

基本的なことは変わらず、3/8オンスのビーブルで最も釣っているのですが、時によりマッチしてくれたのが1/4オンスのチビーブルでした。

反応はするも、あと一歩バイトに至らないときにミニスピナーベイトにすると食うことはあるのですが、スピナーベイト本来の強さというか、半強制的にスイッチを入れる力は弱まってしまうため、本来は中小型サイズが最もハマるメソッド。

チビーブルは、ミニスピナーベイトにしては抵抗感や振動が強く、スピナベサイトでも反応がいい。
出しどころとしてはズバリ、ドシャローです。

カーブスローロールできる距離(水深)が短くても、3/8オンスよりはゆっくり引けてバイトチャンスを稼げる。
そもそも着水音もソフトに落としやすいので、ドシャローでバスを驚かせにくいのもメリットです。

そしてもうひとつ、シビアな状況ではフラッシングを抑えたブレードを活用しています。
スピナベサイトといえばガンメタカラーのブレードに実績ですが、これでもバスが警戒していると感じることがあります。

そんな必要性から新たに加えたのが、ガンメタにマット加工を施した「ステルスシャッド」。
思惑どおり、高確率でバイトしてくれています !(^^)!

更にもうひとつ、突出した釣果をもたらしているのが、スクーパーフロッグにスカートを刺したもの。

ダウンショットリグでゆったりシェイクでスイミングさせると、キレキレのキックアクションにフワフワとした動きが相まって、他にはない動き!
ノーシンカーリグでも、虫っぽく微振動で誘ったり、放置するならスカート刺しの方がバスからの反応は良い感触です。

スカートの刺し方は、真横からと、背から腹にかけてはクロス刺し。
ラバー通しには、トレーラーフックを折って真っすぐにした物を使うと、エラストマーの弾力にも負けず刺しやすいです。

サイト以外では、ハリースライドやジョリーでもグッドサイズ!

ニューアクションは、バスの目にも新鮮に映っているでしょうか!?

 
そして、藤田京弥プロと対峙した陸王の予選を終えました。

内容は紙面にて・・・これまでに味わったことのない、異次元といっていい展開でした。

最強アングラーを相手に、ボクも全力のプラクティスと下準備をして挑みました。
その中で見出した、デスアダー6インチのパワーネコリグ。
中層でも目立ってフォールバイトを誘い、ボトムでもヨコヨコ誘いを演じます。

よりクネクネさせるべく煮て柔らかくし、漬け込む時間がなくとも匂いづけできるSTRUTのレーシングフォーミュラクイック(フィッシュ)をパッケージにIN!

フックはN.S.Sの♯3/0がマッチし、ホテルの部屋でガードを巻きました。

他にも、ブレーバーを繋げて9インチにしたものや・・・
こういった追い込みも、陸王ならではですかね!

驚愕の結果、ぜひお目とおしいただければと思いますm(__)m

sato 2022.07.04

皆さん、こんにちは。
フィールドレポーターの佐藤賢一郎です。

今年は瞬く間に梅雨が明けて、霞ヶ浦水系の水温はすでに30度超えの夏本番へと突入しています!
そんなフィールド状況の中、オカッパリでは・・・

スクーパーフロッグが、絶好調~!!
ダウンショットでの使用も浸透したにも関わらず、止まらない!!\(^o^)/

恐るべき、スクーパーフロッグのルアーPOWER!!(笑)

今回は、そんなスクーパーフロッグをより生かす、リグの一工夫をご紹介!

基本は、リーダー短めのダウンショットリグ。

そして以前、フィールドレポーターの千葉君が紹介していた様に、自分もフック直下にもう一つコブを作っておき、リーダーレス状態の超ショートダウンショットリグに変えられるようにしています。
カバーの隙間に落としたい時など、即座に対応できるようになります。

そして、自分の場合は、ノーシンカーで使用する場合はシンカーのみを外し、このままキャストしています。

リーダーがついていてもワームの泳ぎに支障はありませんし、見えバスを発見した時など、ノーシンカーの方が食いそうであれば妥協しないことの方が大事だと思います。

一方、ボートフィッシングでは、

バックスライド系ワーム、ハリースライドが好調!!
短時間釣行でも、着実にバスを引き出してくれました。\(^o^)/

バックスライドフォールと自発的アクションを融合したことによる、バスからの反応の良さを実感しています!

 
そして、最後にもう一つ。
魚体をいたわりつつ素早く正確に計測しやすい、「コンプリートメジャーシート」がさらに使いやすくなっての新色です!

写真下側が、NEWコンプリートメジャーシートメッシュタイプ

マジックテープ部にツマミが追加されたことで、片手でも容易くメジャーを開く事が可能になりました。実際のフィールドでメジャーを開く時は、片手にバスを持っている事が多いですからね!

さらに、マジックテープのくっつく力が強化タイプに変更されています。特にカラビナなどでぶら下げているときなど、不意にマジックテープが解けることがなくなりました。

そして、新色もイケてるカラーばかり!
元々完成度の高いメジャーシートですが、さらに使い勝手が向上しました
\(^o^)/

それでは皆さんも、エキサイティングなサマーバッシングを満喫してください!!

kusabuka 2022.06.23

先週は釣りビジョンの撮影で千葉県高滝湖へ行ってきました。
最後に行ったのは、6年ぐらい前に川村とビーブルのテスト以来ですね。

まずはメインチャンネルの地図と、GPS湖沼図を頼りに魚探掛けからスタート。
今回はMEGA360とライブスコープ併用なので、かなり効率良く地形と魚を探すことが出来ました。
それと、各インレットもチェック。本湖の水温が20℃前後に対して、川は上流へ上がるほど水温が下がり、最終的には15℃台。
冷たい雨の影響をモロに受けて、この時期にしてはかなり低めだと感じました。

それでも上流部には見えバスがポロポロと居ましたが、ルアーへの反応は悪く、バスの見える位置も少し深い。ボートの気配を感じると、更に一段深い側に泳いでいき、サイトフィッシングで狙うには厳しい状況でした。

久しぶりの高滝湖で感じたことは、しっかりとレンタルボート屋の環境が整っていて、ワカサギの放流も行っているため、釣れるバスが健康的な魚ばかり。
バスフィッシングを楽しめる貴重なフィールドだと思います。
初回放送は7/7日(木)の22時になります。
釣りビジョンを視聴できる方は是非みてください~。

今回のヒットルアーは
〇シンキングスイッシャーJOLLY(ジョリー)
フローティングストラクチャーにサスペンドしているバスを狙いました。

ロッド:BLX SG 641LFB
リール:ALPHAS SV TW 800HL
ライン:STEEZ FLUORO X’LINK 12lb.

 
〇ハリーシュリンプ3インチの21gヘビーキャロライナリグ
どこに行っても沖はヘビキャロのハリーシュリンプ3インチがメイン。
広く探れる上、喰わせる力はNo.1。フィールドを選ばず、エビ喰いもワカサギ喰いにもGood!!

ロッド:STEEZ C72H-SV・AGS STRIKE FORCE
リール:ZILLON SV TW 1000XHL
ライン:STEEZ FLUORO X’LINK 14lb.
リーダーライン:フロロカーボン2号
フック:ドリームフック#2
シンカー:TG SINKER 18 CAROLINA 21g

 
〇ブルスホッグ3インチのペグ止めフリーリグ
沖に点在する竹や沈んでいる枝(オダ)にサスペンドしているバスと、ボトムへばり付くバスの両方を釣るために軽めの1/8oz.(3.5g)シンカーを使用しました。
ボトムの枝に引っ掛けても、軽く揺すって外れるように狙う水深に対して軽いシンカーを使いました←これがキモ。
今回はウキ止めゴムを約3cmのところに付けて、オダの中にも落とせるようにしました。

ロッド:STEEZ C67MH-SV・ST HURRICANE
リール:STEEZ SV TW 1012SV-XHL
ライン:STEEZ FLUORO X’LINK 12lb.
フック:ライトニングストライク#1/0
シンカー:バザーズワームシンカーTG フリリグSS 1/8oz.(3.5g)

 
〇ブレーバーマイクロ3インチのリアクションダウンショットリグ
水温低下で食い気が無いバスをサイトで喰わせるのに使用。フォール中はテールがピリピリとアクションし、シンカー着底後はワームがフワッとなり、緩急の効いたアクションでバイトさせます。

ロッド:BLX SG 6011l/MLXS
リール:STEEZ type-II Hi-SPEED
ライン:UVF タトゥーラ センサー×8+Si2  0.6号
リーダーライン:フロロカーボン1.2号
フック:ドリームフック#6
シンカー:バザーズワームシンカーTG フック 1/16oz.(1.8g)

 

エレキ:ミンコタウルトレックス(SDGマリン仕様)
魚探:Helix12、GPS MAP1222
デッキ:ULCUSカーボンハイデッキ

 

その他:排水手動ポンプ ←毎日雨だったので大活躍!

 
高滝湖の前に行った、同じくリザーバーの相模湖ロケでは、下見の日にスクーパーフロッグのスカートチューンでビッグバスを釣りました。
長さは51.5㎝でしたが、コンディションがヤバかった!

ヒットルアーは去年の桧原湖から使っているスクーパーフロッグのスカートチューン。
スカートがプラスされることで単純に虫っぽく見えること。
そして、吊るした状態や水面放置した時に自発的なアクションする部分が、レッグとスカートの複合になり、より移動距離を抑える効果もあるので、興味を持って見にきたバスのバイト率が上がるので、よりシビアな状況だとチューニングした方を使用しています。

それと、水中で常に形状変化がおこるスカートは、バスを飽きさせない効果があると自分は感じているので、ラバージグ同様にスレたバスに効果があると思っています。

ボディにシリコンラバーを刺すだけのチューニングですが、いざ作ってみるとなかなか奥が深いです。
ラバーを刺す位置によって、よりワームの移動距離を抑えたアクションが出来たり、より虫っぽく見えるようにしたり・・・もしくはエビっぽくも見せられたり。
エラストマー素材なので刺したスカートも抜けづらく、なかなか優れもの。
専用のスカート通し道具を使うとより作業がスムーズに出来るのでおススメです。

スクーパーフロッグのスカートチューン
ロッド:BLX LG 5111LFS BLX SG6011L/MLXS
リール:CERTATE LT2500-H
ライン:UVF モアザンセンサー 12ブレイドEX+Si 0.6号
リーダーライン:フロロカーボン1.7号
フック:N・S・Sフック #1 チョン掛け

yamaguchi 2022.06.15

皆様、こんにちは!フィールドレポーターの山口将司です。

私のメインフィールドでもある霞ヶ浦水系では、バスのスポーニングも後半に差し掛かってきており、ポスト~アフター回復が混在している状況となっています。
例年、梅雨入り前の5月は、シーズンの中でも、もっとも魚の反応が得やすい時期ではありますが、今年はなかなか一筋縄ではいかないフィールドコンディションとなっていました…。
そんな5月の釣行を振り返っていきたいと思います。

まずは5月上旬。
G.W.連休期間ということもあり、霞ヶ浦水系の流入河川は、田んぼの代掻きにより、ドチャ濁りとなるのが通例となります。ちょうどフィールドを訪れた連休前半のタイミングは、数日前に冷たい降雨もあり、急激な水温低下に加え、田んぼの代掻きと降雨によって、濁りがさらに酷くなっているような状況でした。
G.W.連休中のフィールドは、人的プレッシャーも高まるのですが、さすがに流入河川はキツイ濁りから敬遠されたようで、他のアングラーの姿を見ることがありませんでした…。
短時間しか時間が取れなかったので、敢えて濁りのある流入河川の一級ストレッチをじっくり釣ってみることに。
ルアーは4月下旬に発売されたハリースライド(バックスライドセッティング)を使用しました。

濁りの中から、いきなりのグッドサイズ!

ゴミ溜りから連発!!

こんなカワイイサイズもキャッチ!

短時間ながら、3本のバスをキャッチ!ハリースライドは昨年、数本のプロトをいただきすぐに試したところ、バスからの反応も良く、数本のプロトがあっという間に無くなりました。今年になり、待ちに待った本生産も始まり、思う存分使用できると楽しみにしていましたが、フィールドが多少タフなコンディションになろうとも、やはりハリースライドは予想以上の好反応!改めてルアーパワーを感じることが出来ました!

使用したカラーは濁ったときの定番ブラックブルーフレークと、エビミソの背中側をスパイクイット(黒)で染めた即席エビミソブラックカラー!

具体的に狙ったスポットとしては、濁りのキツイ流入河川の中でも少しでも良い水質がプールできるような凹んだ地形や、プラスαとしてゴミ溜りといったカバー絡みを狙っていきました。とにかくバスの目の前にルアーが落ちるように、普段よりも細かく刻んで撃っていくことを心掛けました。

そしてG.W.連休後半、この日は丸一日の釣行となりました。
前回反応の良かった流入河川の一級ストレッチを探るも、シャローのカバー周りは鯉のノッコミ(産卵)で占拠され、バスの気配は皆無…。
午前中は流入河口のゴロタエリアで、ビーブル3/8oz.で辛うじて1本キャッチと大苦戦…。

午前中はビーブル3/8oz.でキャッチ!
濁りがキツかったので、カラーブレードを備えたマッディインパクトカラーをチョイス!

午後からはハリースライドが爆発!!

午前中は苦戦しましたが、午後からの水温上昇に合わせて、霞ヶ浦本湖シャローから再び流入河川と走り回り、終わってみれば、やはりハリースライドが爆発!
午後だけで7バイト4フィッシュと、この日は計5本のキャッチに成功しました!

そして5月下旬となった某平日、午前中だけの半日釣行となりましたが、この日はボトムアップ代表でもある川村光大郎さんが半日だけでも同船させて欲しいとの依頼があり、快く承諾!
光大郎さんとはW.B.S.を通じて付き合いが長いとはいえ、実際に同船するのはこれが初めて…。
オカッパリの陸王はもちろん、レンタルボートの艇王においても、その実力は皆様もご存知の通り。ボトムアップの草深プロにも、ボートのバックシートからでもめちゃくちゃ釣ると聞いていたので、とにかく勉強させて頂こうという気持ちでした。朝一はめっちゃ緊張しましたが…(笑)。

この日も流入河川~霞ヶ浦本湖を駆け足にチェックしていき、終わってみれば船中5本キャッチ(私が2本キャッチ、光大郎さんが3本キャッチ)と、半日にしては上々の結果でした。

チビーブルの新色、マッディインパクトでの1本!

ブッシュの奥から引きずり出したグッドフィッシュ!!ルアーはハリースライド!

ハリースライドでキャッチした最大魚!
アフター回復のグッドコンディション!!

船中5本キャッチのうちの4本をキャッチしたルアーが、やはりハリースライドのバックスライドセッティング!おそらくバイトだけなら船中10バイトぐらいはありましたが、ネスト(産卵床)絡みのようなショートバイトやバラシが多発してしまった所は反省点…。

一方で、光大郎さんの釣りを間近で見ることが出来て、何故ボートに乗っても誰よりも釣るのか、その理由がわかった気がします。とにかく、ベイト、スピニング共にキャストは正確無比、なによりも釣れるスポットの見極め、状況判断がとても速い!
ボーターの隙を見て、バックシートからでしか撃てないような角度を素早く見極めて、ロングピッチでルアーを一撃で投入し、サクッと釣ってしまうといった感じです!!
私にとっては短時間ではありましたが、勉強になることばかりでしたし、とても有意義な釣行となりました!

そして、5月下旬の休日、この日も午前中だけの釣行…。流入河川よりボートを降ろしましたが、やはり雨の影響から河川内は濁り気味…。
5月下旬ともなると、アフター回復の個体が増えてくる時期でもあるので、水面を意識し、朝一はフロッグから釣りをスタート!河川内の水質を見ながら、少しでも濁りの影響がないエリアへ辿り着くと…

今年初のフロッグフィッシュ!
尾ヒレに傷が付いているポストスポーンフィッシュ!

フロッグで連発!水面が割れるバイトは非常にエキサイティング!!

午前中の短時間で、フロッグのみで4バイト2フィッシュと、久しぶりに水面が割れるエキサイティングな釣りを堪能できました!
この日はトップへ好反応でしたが、SNSや周りの釣果を聞くと、霞ヶ浦のどこでも釣れるといった感じではなく、やはりその日にあった場所や時間帯といったタイミングがとっても重要になってきます。
現在の霞ヶ浦はそうそう釣らせてくれるほど簡単ではありませんが、正解のエリアや釣り方に辿り着くプロセスも含めて、難しさを逆に楽しんでいただければと思います。

梅雨シーズンでもある6月の霞ヶ浦ですが、手長エビの産卵シーズンとなり、シャローエリアに手長エビが湧いてきます。
それにともない、エビ食いのアフター回復の個体が増えてきますので、フロッグなどのトップウォーター系の釣り、そして引き続きハリースライド(バックスライドセッティング)などのノーシンカーフォール系の釣りが抜群に効いてきます!

梅雨時期ということで、冷たい雨ともなるとバスのテンションが下がり、トップへの反応がイマイチになる場合もあります。そういったタイミングでは、霞ヶ浦水系で絶好調のハリースライドのバックスライドセッティングを試していただくと釣果に繋がるはずです。雨だからと家に引き籠らず、フォール中のラインが走る気持ちの良いバイトを堪能するべく、レインウェアを着込んで雨の中の釣りを楽しんでいただければと思います!

suzuki 2022.06.03

こんにちは、鈴木翔です。

四国では、大半のフィールドがスポーニング(産卵行動)を終えた頃だと思います。
産卵を意識したデカバスが岸に寄りやすい(≒オカッパリでビッグフィッシュが狙えるシーズン!)ともいえますが、かえって産卵を意識してしまうが故に、釣りづらくなることも…。

今回は、2022年のスポーニングシーズン(4〜5月中旬)に釣りをした3フィールドでのエリア選択や釣り方等を紹介!

 
まずは、高知県波介川
今年の陸王ダービーは、Bブロック(霞ヶ浦、北浦、五三川、倉敷川、波介川)にエントリーした為、4/4(月)~4/8(金)までの5日間を波介川に費やしました。

代掻きで濁ってはいたものの、岸ギリギリにはネスト(産卵床)とそれを守るオスバスが見られ、ペアリング中のバスも。正直、一番厄介なスポーニング真っ盛り状態^^;;

ギャップジグ3.5g+ブルスホッグ3inchのみで釣り歩いた初めの2日間は、この一本のみ。

スポーニングエリア周辺の浮き草を撃つと、フォール中にバイトしてきました。

この魚をヒントに3日目からは、中流〜下流域のスポーニングエリア周辺を、フォールベイトで丁寧に釣っていくと連発!

ブレーバー5.0inchテールカット(ノーシンカーワッキーリグ)とハリースライド(バックスライドリグ)にて。

コスモ3.3g+M.P.Sの吊るしでも複数匹釣れましたが、サイズは伸びず。
カラーは、濁っていたのでシルエットの出やすい、マッドクロー(コスモ)+ダークグリパン/ブルーパール(M.P.S)。

風が吹くとメスバスがカバーに入ってこなかったり、浮きづらくなるので、ブレーバー5.7inch&ブレーバー5.0inchテールカット(0.6gジグヘッドワッキーリグ)で一段下をフワフワさせて。

濁って見えないだけで、メスバスもネスト周辺をウロウロしているようでした。

ここ近年、石をネットで包んだ巾着が多くなった波介川ですが、巾着と土バンクの切れ目、もしくは土バンクがスポーニングエリアになっていて、その周辺が狙い目!

釣れる時間帯も顕著で、今回釣ったバス11本のうち9本を、8〜13時の間にキャッチ
気温が上がり始めるタイミングで、明らかにメスバスが動いている印象でした。午後になるとペアリングし始める魚が増えて、産卵に意識がいってしまうので食わせるのは困難。

今回の最大魚53㎝は、終了5分前(17:25)でのヒットでしたが、この魚に関してはエリアも含めて別タイプ。

流れのある堰に、夕方フィーディングで入ってきた魚をラストエース80F(0.6gネイルリグ)のサイトフィッシングで釣りました。

3本の合計長寸151センチで、Bブロック1位
残る2戦も全力でやり切ります!

 
続いて、香川県府中湖
年によって多少違いはあるものの、4月上旬に第一陣が産卵(厳密に言うと、3月中~下旬に1回産卵している個体もいますが、ごく少数)。そこからG.W.過ぎ(5月中旬)までダラダラと続くといった印象です。
今年もスポーニングの進行具合は例年通りだったと思われます。

唯一違っていた点は、水色。
府中湖は、中流域にあるオイルフェンスを境に水質が変わるのですが、オイルフェンスから下流側が異常なまでにクリアアップ。場所によっては、肉眼で水深3〜4mの底が丸見えレベル。

ここまで水が綺麗だと魚が岸に寄りづらく、3月下旬までは沖の深い所が優勢でした。
しかし、やはりスポーニングを意識し始めるタイミング(4月頭)には、シャローへ一気に差してきていたそうで、見えバスパラダイスだったそうな・・・僕は陸王ダービーで波介川に行っていたので、この絶好のチャンスを逃してしまいました(;o;)

高知県から帰ってきた翌週は、年に1,2回の身内バトル“府中王”に参加!
晴天だったプラクティスでは、サイトでのホバスト、ミドル~ディープレンジを高比重系ノーシンカー。この2つが好感触でした。

しかし、本番前日〜本番は、雨のち曇りの予報。
“春は日替わり”というように、天候次第でガラッと状況が変わりますが、個人的にスポーニング絡みの雨は、あまり良い思いをしたことがなく…。
これはローウエイト戦になるだろうと、キーパーサイズ狙いのバックアップパターンも想定して挑んだ本番。

狙いとしては、
①下流域の一段下のレンジを回遊しているメスバスを高比重系ノーシンカー
②水に色が着いた中流〜上流域のワンド内で、立木やレイダウンに着くメスバスをジグヘッドワッキー
この2つをメインにしました。
どちらもプリ〜アフター、どの状態の魚も拾っていけるエリア選択&ルアーチョイスです。

朝イチは、①で幸先良く48㎝/1600g!

カバースキャット3.5inchの2ジャーク&5秒ポーズで、ポーズ中にラインが鬼走り!

しかし、後が続かず。
途中、プラで好感触だったホバストサイトをするも、やはりこの天候でパワーダウンしているような気が・・・。

バックアップパターンである②では、ブレーバー5.7inch&5.0inchテールカット(0.9gジグヘッドワッキー)でバイト量産!
47㎝/1425gを筆頭に、キーパーサイズに満たないサイズもポツポツ釣れました。

ハリースライドのカバー撃ちでは、ナイスキーパーをキャッチ。

結果、5本/4.440gで6人中2位。

優勝者は、50up3本を含む5本/8.340gでブッチギリ!
僕がパワーダウンしたと感じていた、下流域でのホバスト(ライアミノー&コイケシュリンプミニ)を使ったサイトがメインでした。
終了15分前には、ブレーバー5.0inch(1.3gネコリグ)で50upを釣り41㎝と入れ替え。レイダウンに落とすと、ファーストフォールで食ってきたそう。
8kg超えには参りましたm(_ _)m

3位の方も、同じく下流域でのサイトパターン。浮いた魚をホバスト、エビ食いをスモラバで釣り、4本/4.350g。

他にも、僕のパターン②と同じ場所にてジャークベイトで10本以上釣っている人が居たり、バックウォーターで56㎝を釣っている人が居たりと、相変わらずハイレベルな戦いでした!

 
最後は、愛媛県金砂湖
5月上旬、スポーニングも終盤に差し掛かるタイミングで2度訪れました。

1回目は半日釣行。
上流域の岸際でエビを捕食している魚を、コスモ1.8g+M.P.S 2.4inchギルフラット(1.5gネイルリグ)にて。

どちらもボトム放置からのワンジャークで、狂ったようにバイト!

沖の縦ストラクチャーにハリースライド(1.8gネイルリグ)の遠投で、もう1匹追加して計3本。

(ネイルシンカーは、この位置に刺しています。)

その4日後に再訪!
午前中は、強風も相まって明らかに魚が浮いておらず、スポーニングエリア周辺の一段下レンジをフリッシュ3.5inch(1.3gジグヘッド)ミドストや、ハドルフライ2.5inchサイコロラバーvol.4(共に1.8gダウンショットリグ)で丁寧に釣って5本。

フィールドのタイプや釣り方は少し違いますが、波介川で学んだ“エリアの絞り方”が活きました(^^)

昼に再度、上流へ入り直すとモンスター発見・・・。

お得意のギルフラットサイトで仕留めた魚は、なんと57㎝/2155g!

風も弱まり、上流域に差してくる魚が増えましたが、ミスの連発で追加ならず。
午後からグッと良くなるアフタースポーンらしい展開でした。

水色や天候、そしてバスの気分に左右されやすい春のスポーニングシーズンですが、魚が居るエリアを見極め、その場所や魚のレンジに合ったルアーをチョイスすることで良い釣りができたと思います。(府中王は完敗でしたが…)

来年以降の参考にしていただければなと思いますm(_ _)m


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